救急の日に考える

9月9日は救急の日でした。

院長が大学病院の救命救急センターに勤めていたときは、毎年川越消防が市内の繁華街で「川越救急フェア」みたいな企画があって、アーケードを通る一般の人を捕まえて、「ご家族が倒れたときに、蘇生が出来ますか?」とか言って、救急蘇生法を押し売り(いや、売ってないから、押し教え・・か?)したものです。

でも、多くの方が「すぐ救急車呼ぶから私は良いわ」とか言うんです。

いや、救急車が車で何もしなかったら脳が助からなくなる可能性が高いのです。

側にいる、あなたが!その人の命を助けるんです!

一般的に心臓マッサージの開始が1分遅れるごとに蘇生率が10%程度下がると言われています。

是非、心臓マッサージのやり方くらいは覚えてください。

 

さて、最近は様々な災害が起こっています。

それぞれに対する対策・・・自分に何が出来るか。

家族が災害に巻き込まれたら?・・・等を考える機会にしませんか?

 

まずは災害時に最初の3日間を生きていけるような備蓄を考えましょう。

通常、3日間経過すれば公的な救助が入る可能性が高いのです。

最初の3日間を生き延びれば生存率が高いのです。

 

また今から年末年始にかけて、インフルエンザやコロナなどの感染症に対する対策も考えてください。

ワクチン接種だけで、発病率、重症率が劇的に下がります。

日本人は昔から、ワクチンに対する不信感が強い方が多く、「俺、ワクチン打たなくても罹ったことないもんね」とかがある種の自慢話になっていますが・・・欧米ではただの「自己管理できない奴」というレッテルが付くだけです。

また、「いままでワクチン打たなかった時には罹ったことないのに、去年ワクチン打ったら罹ったの!」とか言う人もいます・・・・たまたまです。

ワクチンを打ったから重症化しなかったんです。

 

まあ、100歩譲って、ご自身がワクチン打たないのは自己責任で良いとしましょう・・・それを他人に勧めるのは止めてください。

1人だけ打たないのが不安なんでしょうか・・・でも、あなたの言葉は、NO EVIDENCEです。

どこかの怪しい科学者の言を引っ張って来る方が多いのですが、それ、一流の科学誌(NatureとかLancetとかNew England J. of Medicineとか)には掲載されません。

「タバコ吸ってても90歳まで生きる人いるじゃないか!」そりゃそうです。

でもマクロ(数十万人以上の集団)で見れば、死亡率が高いのです。

ワクチンも同じ・・・接種した方が罹患率、重症率ともに低くなることは証明されています。

 

災害時も普段から対策している方が死亡率低いんだろうなぁ。